くるん・逆くるん
テンは10か月の頃から、少しずつ色んな芸(トリック)が出来るようにと練習しています。
そのきっかけは、ほんとに些細なきっかけでした。
何か良さげなハーネスはないかなぁと、検索していた時に目に入った投稿がありました。
その時はいかに散歩しやすい(引っ張らない、コントロールしやす)ものを探していました。
その投稿者さんは、飼い主は主導権(リーダーシップ)を握らないといけないというしつけ方法で、チョークチェーンなどで首を締め上げるような指導をプロの方から受けていたらしいです。犬をしつける為に心を鬼にしてしつける。そのしつけ方法に悩んだ飼い主さんが何年も悩み辿り着いたのが、「従わせる」のではなく、犬自身が望んで行動できるようにトレーニングする方法だったようです。
私自身も、犬は人間に対して上下関係を作るというのが当たり前のように思い込み、犬が言うこと聞かない時には従わせようと必死でした。でも、そんな事も今では間違っていたと新しい見解が出てきています。
テンを迎えた中で、今までの古い認識ではいけない。でも、叱らないしつけってどうやるんだろう?甘やかすことなのか?そんな風に思っていた時にトレーニングするという気づきに触れ「犬の行動学」を知り、色々な情報を見たり聞いたり、本を読んだりと私も勉強をはじめました。
レンの時には、そこまで真剣に芸を教えることはしなかったので、まずテンに教えたところで簡単にはできないだろうなぁと思っていたのですが、おやつが好き 構ってもらいたい の2つの要因が重なったのか楽しく遊びながら練習しています。今では、簡単なものを合わせて20種類ほど出来るようになりました。
なぜそんなに芸を教えているのか?と思われるかもしれません。トレーニングをするメリットは沢山あります。トレーニングしていた犬は認知症の進行を遅らせることが出来たり、普段しない動きをすることで筋トレになったり、犬自身ができる!という自己肯定感があがったりします。
それに、飼い主とのコミュニケーションもぐっと増えます。
テンはとても怖がりです。なので、少しでも自信をもって色んな事が怖くないようになって欲しいなという理由も大いにあります。怖がりな子を変える必要はないと思うかもしれませんが、日々色んな事にビクビクと怖い気持ちで過ごすのはとてもストレスの多い犬生になってしまいます。どうしても怖がりな性格が変わらないとしても、一緒にいる時は信頼して安心もらえるように、トレーニングで遊びながら絆が深まればなぁとも思います。(今はまだまだで、頼りない飼い主です )
しかも、達成した時の喜びはひとしおです。普通にただただ過ごしているだけでは、こんな「いいこ!」と何回も褒めてあげられることもないですし、お互いハッピーになれます。
とはいえ、何かのコンテストに出る予定もないので、ただただ少しの時間遊びながら楽しくやっています。できないからといって叱るなんてことは一度もないですよ
少しずつ披露していくので是非みてやってください
初披露は最初に覚えたトリック「くるん・逆くるん」です。