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キャンピングカーに家庭用エアコンを設置して快適に車中泊をする方法

キャンピングカーに家庭用エアコンを設置して快適に車中泊をする方法

キャンピングカーに、家庭用エアコンを設置して得られるメリットをご存じでしょうか?
季節や環境にとらわれず、いつでも快適に行楽を満喫できるのはもちろん、ご自分の書斎やリモートワーク部屋、趣味に打ち込む空間として使えるようにもなります。

また、ご自分やご家族に寄り添うパートナーとしてペットを飼っているなら、ペットも一緒にレジャーを楽しめます。室温を一定に保つ必要のある場合でも、ペットホテルが取れなかったときでも問題ありません。

ですが、キャンピングカーにエアコンを設置するときは、同時に電源供給について考える必要があります。
そこでキャンピングカーに家庭用エアコンを設置するメリットと、必要なもの、考慮すべき点などについて解説していきます。

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キャンピングカーに家庭用エアコンを付けるメリット

キャンピングカーに家庭用エアコンをつけるメリットは3つあります。

  • 年中快適に過ごせる
  • ペットと一緒に過ごせる
  • 書斎やリモートワーク部屋として使える

家庭用エアコンを設置することで、気候や場所を問わずにどこでも快適に過ごせるうえ、書斎やリモートワーク部屋など実生活においても活躍します。

年中快適に過ごせる

夏の猛暑、冬の寒さをしのぐためには家庭用エアコンが最も適しています。
また、車中泊をするときは安全のために施錠して、閉めきった空間で過ごすことになります。このときエアコンがなければ、室内熱中症にかかる恐れがあり危険ですが、家庭用エアコンが設置されているキャンピングカーなら、安全性と自分自身の健康を両立させられます。
さらに、家庭用エアコンには除湿機能があります。除湿機能を利用すれば洗濯物を乾かすこともできますし、湿気が気になるときにも使えます。

ペットと一緒に出かけられる

自分自身または家族のパートナーとしてペットを飼っている方なら、家庭用エアコンを設置すればそのペットも一緒に出かけられます。
ペットは種類によって暑さや寒さを苦手としていたり、一定の室温を保つ必要があったりと配慮が必要です。エアコンの設置されたキャンピングカーであれば、ペットにとっても快適に過ごせます。

書斎やリモートワーク部屋としても使える

キャンピングカーを自分の書斎として使いたいときや、リモートワーク部屋として使いたいときもエアコン設置は利点といえます。楽器演奏や読書など趣味に打ち込むために利用することも可能です。
趣味でも仕事でも、集中するためには過ごしやすいことが第一です。そのためには家庭用エアコンの設置は必須といえます。

家庭用エアコンのデメリット

キャンピングカーに家庭用エアコンを設置するデメリットは、電源供給が必要な点です。
また、車の重心が変わるため、横から受ける風の影響やカーブ時にかかる遠心力などに気をつけなければなりません。

ですが、これらのデメリットは使う状況や環境、予算によって左右されます。

家庭用エアコンへの電源供給は?

家庭用エアコンは消費電力が大きく、冷暖房の消費電力は130~1300W程度消費します。そのため電源供給が欠かせません。
エアコンをつけるためにエンジンをかけたままにしておくと、排気ガスや騒音が問題になるうえ、サブバッテリーの電圧が低下すれば冷蔵庫やテレビが使えなくなります。

外部電源を利用したり発電機を使ったりするなどの方法もありますが、利用できる場所が限定的になるため、エアコンを使いたいときに使えないこともあります。そのため、電源供給の方法を検討する必要があります。

リチウムイオンバッテリー

キャンピングカーのサブバッテリーに最も適しているのが、リチウムイオンバッテリーです。
鉛バッテリーは放電時間が生ずるにつれて電圧が低下しますが、リチウムイオンバッテリーは長時間の使用でも電圧が安定しています。
家庭用エアコンを設置するのであれば、サブバッテリーはリチウムイオンバッテリーを選んでください。

当社はリチウムイオンバッテリーシステムと、急速充電を可能にした発電機との連携を実現して実績を積み上げてきました。
この連携によって、昼間にリチウムイオンバッテリーを充電しつつ走行して、夜間は家で過ごすときと同じように家電を使えます。

発電機

電源供給の手段として発電機を使う方法がありますが、夜間の使用はできません。
また騒音や排気など、周囲の人々や環境の迷惑にならないよう配慮が必要です。

発電機にはポータブルタイプと車載タイプの2つがあります。発電機を選ぶときは「大きさ・発電出力・騒音」の3つがポイントです。
サイズが大きく高性能な発電機は車内スペースを圧迫してしまいます。また、キャンピングカーで消費電力の大きなものは主にエアコンや電子レンジですが、これらの消費電力が発電出力を上回ると同時に使うことが出来ません。

騒音については、発電機の製品情報の騒音レベルから把握できます。また消費電力が同じでも、最大出力の大きな発電機の方が音を抑えられます。
周囲への配慮として、最大出力量の多い発電機を選択するという方法も有効です。
当社では、発電機に必要な燃料を車のガソリンタンクからの供給によってまかなえるようシステム化しています。

太陽光発電

キャンピングカーの屋根にソーラーパネルを設置して利用する太陽光発電は、外部電源が使えないときでも太陽光さえあれば電気を使えるのがメリットです。
また、バッテリーおよびサブバッテリーを長持ちさせることもできます。

ただし、設置にはリスクがいくつか伴います。
太陽光発電の発電量は屋根の大きさと形に依存し、取り付けるソーラーパネルの面積で決まります。
また、そもそも太陽光が出ていなければ満足な発電ができませんし、悪天候時には発電効率は大幅に下がり、恩恵を受けられなくなります。

車内のエアコン効率を高めるアクリル二重窓

キャンピングカーは近年、アクリル窓を取り入れたものが多くなっています。アクリル窓は断熱性、遮音性が高くエアコン効率を高める効果があります。
また、ガラス窓と比べて割れにくい点から、仮にキャンピングカーが横転、事故などにあったときでも割れた窓が飛び散るようなこともなく、けがのリスクを軽減できます。
ただしアクリル窓には寿命があり、交換が必要です。より詳しくアクリル窓について知りたい方は、関連記事を参照してください。

薄型でインテリア性の高い家庭用エアコンを推奨

キャンピングカーのリビングルームは限られたスペースとなるため、設置する家庭用エアコンは「薄型でインテリア性の高いもの」がおすすめです。

当社ではダイキンの risora を取り扱っています。薄さは業界最薄の185mm(2022年4月時点・家庭用冷暖房エアコン)、パネルの色や質感は居室空間に合わせて自由に選べます。また、静音性に優れているため就寝や仕事に集中するときの邪魔になりません。

risora(リソラ)Sシリーズ | ルームエアコン | ダイキン工業株式会社

家庭用エアコンには室外機が必要ですが、キャンピングカーに取り付けるとき場所によっては見栄えが悪い、または車内スペースを圧迫するリスクがあります。ですが、キャンピングカービルダーである当社は車体の構造を熟知していますので、キャンピングカーの景観を内外ともに美しく保ち、車内スペースを広く使うための技術を駆使しています。

まとめ

キャンピングカーに家庭用エアコンを設置するのに向いているのは、次の4つのケースです。

  • 夏や冬に車中泊をする方
  • エンジンを停止した状態でキャンピングカーを使う方
  • ペットと一緒に行楽を楽しみたい方
  • RVパークなど外部電源を使える環境で駐車する方

この4つのなかに当てはまる方は、キャンピングカーに家庭用エアコン設置を検討してみてください。
当社では、内外ともに景観を保ちながら車内スペースを広く使える、独自の技術を駆使して快適な空間を実現できます。

キャンピングカーに家庭用エアコンを設置して快適に車中泊をする方法

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CAMPER ASSISTのアバター CAMPER ASSIST キャンパーアシスト

奈良県大和郡山市でオリジナルキャンピングカーの製造・販売や、RV車のカスタム・修理などをおこなっているキャンピングカービルダーです。

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