雨犬
3月、ひな祭り。一応我が家にいる女の子のテンの為に、ひな人形でも用意しようかと探したのですが、なかなかいい出会いがなく来年に持ち越しすることにしました。
ここ最近、雨予報ばかり。出かける時に雨は憂鬱になるけれど、案外雨は好きだったりもします。
そんな私は雨女。外に出るといきなりポツポツと小雨が降ってくることは日常茶飯事。晴れ予報だったのに雨が降った時には「どこかに出かけた?」と尋ねられる始末。でも、案外当たっていて出かけている確率が高いです。
そんな雨女がこんな雨の日にオススメな絵本を見つけたのでご紹介します。
「ぼくは雨犬。やがてきみの影になる」
19歳のペンキ職人と15歳の犬のおはなし。版画家の柳本史さんと、音楽家で編集者でもある外間隆史さんによる初の共作絵本です。
こだわりの本を集めて販売する本屋さんで見つけました。
素敵な版画を眺めるだけでも楽しいし、詩のような物語を少しずつ読むのが贅沢な時間でした。
一気に読み切れますが、もったいないので少しずつ寝る前の楽しみで読み進めました。
物悲しい雰囲気だけれど、日々の暮らしの中で自ら意識して感じ取らないと気付けない他愛のない幸せな時間を再確認させられるような物語です。
犬と本が好きな友達にプレゼントしようと思い2冊目購入しました。すっかり雨犬のファンになったのでポストカードもGET!大きな書店での扱いはあまりなく、個人で取り扱いのある書店さんなので通販で購入できます。
SNSで溢れかえる世の中、本を手にとって紙に触れて、五感を使うのもリラックス出来てオススメです